いつだってボンベイ

本、映画、音楽に浸り、美味しい食と巡り合う。

堀江貴文という個性

今更ですが、読みました。

 

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 堀江貴文はなぜ、逮捕され、すべてを失っても、希望を捨てないのか?ふたたび「ゼロ」となって、なにかを演じる必要もなくなった堀江氏がはじめて素直に、ありのままの心で語る、「働くこと」の意味と、そこから生まれる「希望」について。【Google Books】より

 

 私はこの紹介文を読み、感傷的な内容を想像してしまいました。実際、著者の生い立ちなどもテンポよく書かれています。

 

が、この本を通して一貫して感じたメッセージは

 

「とにかく行動しなさい」

 

でした。

 

 自分の生い立ちや、ライブドア時代の話も、感傷的なものではありません。過去の自分を冷静に振り返り、描くことで、常に全力で突き進む堀江貴文の姿が浮かび上がります。

 

そして、本著では、今までの「ホリエモン像」はことごとく崩れ落ちていくでしょう。

 

「えっ、ホリエモンって泣くの?」

「人の優しさに心を打たれるの?」

「本を読んで感動するの?」

 

などと、具体的なエピソードを語りながら、「自分はこんな人間です。」と端的に述べています。

 

それは、ありのままの自分を理解し、受け入れてもらいたいからだと、著者は語ります。

「今更好感度アップか?」

と読者が少し意地悪な気持ちでツッコミを入れたことなどお見通しのように、次の文が続きます。

 

『僕には、どうしても伝えたい思いがあり、どうしても成し遂げたい夢があるからだ。』【ゼロ  なにもない自分に小さなイチを足していく】本文より抜粋

 

自分のことを理解し、受け入れてもらいたいのは、あくまでも自分の目的達成のためだ。というのです。

 

  本当に落ち込んで、自信をなくしているときにこの本を読んでもあまり勇気づけにならないかもしれません。

 なぜなら、堀江貴文という人は、どこまでも前向きで合理的だからです。うじうじ悩んでいることに意味がないことが分かっていても、悩んでしまっているような泥沼状態のときには、ますます自分はダメだなと思い知らされるかもしれません。

 

 しかし、それでも読んでみることをおすすめします。

「最近なんかつまらない。」

「やる気が出ない。」

「孤立している気がする」

「自分に嫌気がさしている」

「なにもやりたくない状態がつらい」

 

そんな人はとりあえず、買ってみましょう。

 

読み終えたら、自分の悩みが小さなものに思えるかもしれません。

『失敗しても、たとえすべてを失っても再びゼロというスタートラインに戻るだけだ』【ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく】本文より抜粋

と素直に思えたら。

 

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